足の痛みには大きく分けて、腰などが原因の神経痛と、足の骨、筋肉などが原因の筋骨格系の痛みがあります。神経痛の場合は立つ、座るなどで腰の姿勢が変わることで症状があらわれ、筋骨格系の痛みの場合は、歩いたり、体重をかけたりすることで症状が現れます。足だけでなく、太ももやふくらはぎの裏側にも痛みがある場合は、坐骨神経痛と呼ばれます。

足の神経痛を起こす病気の種類

脊柱管狭窄症

背骨の中の脊髄や神経が圧迫を受けると、足に痛みやしびれが起こることがあります。また、足に触れた時の感覚が鈍くなったり、足の指や足首を動かす筋肉に力が入りにくくなったりする場合もあります。

腰椎椎間板ヘルニア

背骨の間にある椎間板という軟骨が変形し、神経を刺激することで痛みが起こります。腰から出る神経が、足の感覚を伝えているため、ヘルニアのある腰ではなく足が痛いと感じます。

腓骨神経絞扼

足の甲が圧迫されると神経が圧迫を受け、足の親指の内側、足の甲、親指と人差し指の間などにしびれや痛みが起こります。ほとんどの場合、サイズ合わない靴が原因になります。靴を変えても治らない場合や、症状を繰り返す場合は足のアーチの改善などが必要になります。

筋骨格系の足の痛みを起こす病気の種類

足底筋膜炎

足の裏の皮膚の内側には、足底筋膜という筋肉と腱でできたシートがあります。足の筋肉のバランスが悪くなると、土踏まずを作る足のアーチが崩れ、足底筋膜が過剰に引き伸ばされてしまい、炎症が起こります。ランニングや長時間歩いた時に、足の裏の土踏まずや踵に痛みが起こる場合は足底筋膜炎が考えられます。

外反母趾

足の親指が人差し指側に曲がり、指の付け根が外側に飛び出てくる病気です。中年以降の女性に多くみられます。先の細い靴や、ヒールの高い靴を履くことによって、足のつま先に体重がかかり、親指の骨の変形が起こります。土踏まずが低くなる、足底アーチの減少や足の裏の筋肉の弱化も要因の一つと考えられています。

強剛母趾

外反母趾に似ていますが、指の付け根の外側ではなく、甲側に関節の変形と痛みが起こります。ヒールの高い靴などで指先に体重がかかったり、足首が固い場合に、親指を反らす動きが過剰になって骨と骨がぶつかることで変形が起こります。

足の痛みの原因と手による治療法

足の痛みの改善には痛み原因を特定することが重要になります。まず、腰などからくる神経痛と、足の関節、筋肉からくる問題の両方を検査します。腰に問題がある場合は、背骨を手で調整することで神経痛を改善し、足の筋骨格系の問題の場合は、足首や足根骨(足のアーチを作る小さな骨の集まり)を手で調整することで足の痛みの改善を行います。

足の問題と姿勢の関係

足のアーチの状態は、体の姿勢に大きく影響しています。そのため、足の問題が解決することで、足の痛みだけでなく膝の痛みや腰痛、肩こりなどの症状も改善することがあります。足の痛みに加えて、これらの症状がある方は、一度、手によるリハビリ治療を受けてみることをお勧めします。