お尻の痛みは臀部痛ともいいますが、様々な病気や障害で起きます。仙腸関節障害や変形性股関節症などの関節障害、中殿筋、大殿筋、梨状筋などの筋肉痛、腸脛靭帯の炎症、尾骨や坐骨周囲の障害などです。
お尻の場所は7か所に分けることができますが、お尻の痛みの部位から、何が原因でお尻が痛いのかをおおよそ推定できます。詳細は、お尻が痛いの解説ページをご覧ください。
臀部痛への治療法
腰痛症
腰痛症の原因は多岐にわたりますが、仙骨付近のお尻が痛む腰痛は、第5腰椎と仙骨の間の椎間関節、あるいは椎間板に障害があることが多いです。関節を治療したり、腰椎を支える筋肉を治療したりします。
仙腸関節障害の治療
お尻が痛い場合の原因は、仙腸関節のトラブルが根本にあることが多くあります。 治療は、仙腸関節(骨盤)を高度な手の技術で調整します。また、とてもソフトな技術である関節包内運動という治療を行うこともあります。
変形性股関節症の治療
お尻の痛みの原因が変形性股関節症なら、股関節にかかる負荷を減らすために、股関節周囲の筋肉を活性化する治療を行います。その上で、リハビリの体操をご指導し早期の改善を目指します。
梨状筋症候群や中殿筋の筋肉痛の治療
梨状筋症候群や中殿筋の筋肉痛に対しては、筋肉の凝りを取るトリガーポイント治療や、瞬間的に筋肉をストレッチする治療を行います。
腸脛靭帯炎の治療
腸脛靭帯炎の治療は、腸脛靭帯と連続している中殿筋や大腿筋膜張筋の治療を行ったり、腸脛靭帯へ炎症を鎮めるレーザー光線を当てる治療を行ったりします。
坐骨結節痛や尾骨痛の治療
坐骨結節痛や尾骨痛には、周囲の筋肉や靭帯を治療することで痛みを和らげます。当院では痛い部位へレーザー光線を当てる治療を行うこともあります。
腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアの治療
腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアに対し当院で行っている治療は、それぞれのページで説明しています。
お尻が痛い人への治療のまとめ
臀部痛という症状は、様々な病気が原因で起きるので、まずは正しい診断をすることが改善への一歩となります。原因によって、治療法は様々で、可能な限り病気を根本から治すことを目指しています。