頭痛はストレス、睡眠不足、疲労の蓄積、不規則な生活などがきっかけとなって起きます。頭痛が起きやすい部位としては、こめかみの周囲、後頭部、目の奥などがあげられます。また、頭痛が起きるタイミングは朝起きた時、疲労がたまった夕方、仕事の緊張が解けて疲れが出やすい週末など様々です。 医学的には頭痛は、緊張型頭痛、片頭痛、頚原性頭痛などに分類されます。CTやMRIなど、医学的検査を行っても異常が見つかることはほとんどありません。しかし実際は、その多くは不良姿勢によって頚椎(首の骨)にかかる負担が蓄積し、頭痛が生じるという共通の原因が根本にあります。大部分の方は自分がどのような姿勢をして、どのくらいに首や肩に負担をかけているかが分かっていないために頭痛を繰り返しているのです。

頭痛と姿勢の関係

正常な人間の背骨は横から見るとS字カーブを描いており、頚椎は緩やかに前にカーブしています。ボーリングの玉ほどある重い頭は、S字カーブを描く背骨の真上に位置しています。頭が背骨の真上にあることで、首や肩の筋肉は必要最小限の力で重たい頭を支えることができるのです。 頚椎のカーブが失われ真っ直ぐになった状態をストレートネックといいますが、ストレートネックや猫背などの不良姿勢は背骨のS字カーブを崩し、頭の位置が体より前へ移動してしまいます。頭の位置が体よりも前方に移動すると、首の関節や筋肉に通常の数倍の負担がかかってしまうのです。 このような状態が仕事などで何時間も続くことで、首の関節、筋肉はいつも限界近くまで酷使されています。気付かないうちに首の関節、筋肉は悲鳴をあげているのです。この状態でストレスや過労、睡眠不足などの「追い打ち」がかかると頭痛が発生します。背骨の正しいS字カーブを取り戻し、正しい姿勢をとることがストレスや疲労に負けない、健康な体を作ることにつながります。

カイロプラクティックによる頭痛の検査と治療

カイロプラクティックは首肩の関節や筋肉などが原因で起こる、ほとんどの頭痛に効果を発揮します。姿勢を検査し体のどの部分に負担がかかっているかを分析します。また手で首や肩を触って検査し、どの関節に異常があるか、どの筋肉のはたらきが低下しているかを細かく分析します。検査の結果から問題のある関節を見つけ矯正することで、首肩の筋肉は正常なバランスを取り戻し正しい姿勢ができるようになります。姿勢が改善されることで関節と筋肉への負担が解消し、頭痛の根本的な解決が行えます。

症例1 30代女性 こめかみ周囲のズキズキする頭痛

症状

週末になると右のこめかみ周囲にズキズキとした痛みが起こる。一度なると頭痛は1日中続き、市販薬を飲んでも痛みが取れない。

体の状態

姿勢が悪く、背骨のS字カーブが崩れたストレークネックの状態で、首への負担が非常に高い状態であった。

治療内容

ストレートネックの原因となっている頚椎(首の骨と)胸椎(背中の骨)を矯正した。2週間で4回治療したところ、ストレートネックの原因となる悪い姿勢が改善し、首の筋肉の緊張状態も無くなった。

コメント

頭痛の根本にはストレートネックがありました。姿勢改善により首の緊張状態が改善することで、頭痛が起きにくくなりました。平日には抑えられていたストレートネックによる症状が、週末になるとストレスから解放されて現れていたと考えられます。頭痛の根本原因をしっかり把握して治療することが大切です。

症例2 20代男性 後頭部全体に広がる頭痛

症状

仕事で1日8時間以上のパソコン作業をしており、仕事が忙しい時期になると後頭部から頭のてっぺんにかけて広い範囲に鈍い痛みが起きる。

体の状態

後頭部から首にかけての筋肉が過緊張して頭痛の原因になっていた。猫背によって顎が前に突き出た姿勢になっているため、首の後ろ側の筋肉に大きな負担がかかっていた。

治療内容

猫背の原因となっている胸椎(背中の骨)と腰椎(腰の骨)を矯正した。2週間で3回治療をしたところ、猫背の姿勢が改善し、首の筋肉の緊張状態も正常になった。

コメント

長時間ノートパソコンを使用していることが不良姿勢の原因になっていました。外付けキーボードの設置やパソコン画面の位置を調節するアドバイスを行い、職場で実行していただきました。その後は負担の少ない姿勢で仕事ができるようになり、頭痛の再発を防げています。