腰部脊柱管狭窄症の竹谷内医院での治療法

竹谷内医院で行っている腰部脊柱管狭窄症の治療は大別して3つあります。それは生活習慣の改善、腰の状態を改善する治療、脊柱管を広げる治療です。

生活習慣の改善

腰部脊柱管狭窄症を患っている方が、無自覚に傷んだ神経をさらに痛めつけていることが多々あります。例えば、間欠性跛行のある人が、散歩を頑張ったり、無理して歩き続けたりすると、神経が傷み、症状が悪化してしまいます。日常生活で神経を痛めつけない方法を当院では詳しくお伝えしています。

腰の状態を改善する治療

腰部脊柱管狭窄症では、腰椎周囲の筋肉が凝り固まり、狭窄している脊柱管を締め付け、それによって神経が圧迫されて痛みやしびれが出ているケースが大半です。固まった筋肉を整体の手技治療でやさしく緩め、脊柱管の締め付けを取り除きます。

腰部脊柱管狭窄症の整体治療

腰への整体治療の一例

脊柱管を広げる治療

竹谷内医院で行っている脊柱管を広げる治療は3種類あります。米国製の牽引専用コックステーブルを使う治療、セルフケアのストレッチ体操、整体の手技で広げる治療の3つです。ここではそのうち2つを説明します。

・ 米国製の牽引専用コックステーブルの治療

当院では腰椎の牽引を米国製のコックステーブルを使って行います。腰椎を曲げて脊柱管を広げ、その状態でやさしく足をひっぱり、さらに脊柱管を広げて神経の圧迫を緩めます。これをコックステクニック(腰椎屈曲牽引療法)といいます。

腰部脊柱管狭窄症のコックステーブルを使った治療法

米国製コックステーブルによる腰椎屈曲牽引療法

・ 腰部脊柱管狭窄症のストレッチ体操

セルフケアとして、院長が考案した脊柱管を広げるストレッチ体操を指導しています。膝抱え体操や腰丸め体操でやさしく脊柱管を広げ、神経の回復を促します。

腰部脊柱管狭窄症のストレッチの膝抱え体操

院長が考案したストレッチの横向きで行う膝抱え体操

腰部脊柱管狭窄症のストレッチの腰丸め体操

腰部脊柱管狭窄症の治療で行うストレッチの腰丸め体操

腰部脊柱管狭窄症の整形外科での治療法

病院で行う脊柱管狭窄症の治療法は大別すると、薬物療法、リハビリ、神経ブロック注射、手術の4つがあります。

腰部脊柱管狭窄症の薬物療法

腰部脊柱管狭窄症でよく使われるお薬は、ロキソニン、ボルタレン、セレコックスなどの消炎鎮痛剤、リリカという神経障害性疼痛治療薬、オパルモン、プロレナールといったプロスタグランジンE1製剤の3種類が近年最も使用されています。トラムセットやトラマールという弱オピオイド鎮痛薬も坐骨神経痛がひどい場合に使われます。補助的にメチコバールやメコバラミンというビタミンB12製剤も使われることがあります。

いずれも狭窄を治す薬ではありません。症状を緩和する目的で使用されるものなので、病気が治ることは期待できません。

整形外科でのリハビリ

整形外科で一般的に腰部脊柱管狭窄症に行われているリハビリは、牽引療法、温熱療法、マッサージ療法、運動療法などです。残念ながら、腰部脊柱管狭窄症の症状がよくなる確立されたリハビリは存在しません。各病院で、試行錯誤しながらリハビリを行っているのが現状です。

腰部脊柱管狭窄症では神経がダメージを受けているので、不適切なリハビリを受けてしまうと悪化することもまれではありません。また、リハビリを行う理学療法士の技術レベルはまちまちですので、リハビリを受けるのにも注意を要します。

腰部脊柱管狭窄症の神経ブロック注射

神経ブロック注射は、痛みを起こしている神経を局所麻酔薬で一時的に麻痺させ、痛みの信号の伝達をストップさせます。それによって痛みを緩和する治療法です。

神経ブロック注射にはたくさんの種類がありますが、腰部脊柱管狭窄症で行われるのは、硬膜外ブロックと神経根ブロックの主に2つの種類の注射です。

硬膜外ブロックでは、脊柱管の中にある硬膜外腔に局所麻酔薬を注入します。すると、薬が硬膜外腔を広がっていき、そこを通る神経を麻痺させることによって痛みが緩和します。

神経根ブロックは、腰椎から神経が外に出たあたりの神経根とよばれる部位へ直接局所麻酔薬を注入します。針が神経根に当たると電撃痛という激しい痛みが足に走ります。一本の神経を狙って注射するので、もし痛みがとれれば、手術でその神経の圧迫を取れば改善することができるだろうという診断にもなります。

神経ブロック注射は、神経の圧迫を改善する治療法ではないので、症状が改善することもありますが、症状の改善が一時的であることも多くあります。

腰部脊柱管狭窄症の手術

・ 手術を行う場合とは

手術は、足に力が入らない、膀胱や直腸の症状がある、臀部痛や、足の痛み・しびれで通常の日常生活が全く送れないなどの重症な脊柱管狭窄症の場合に行います。そこまで重症ではなくても、趣味のゴルフができない、生き甲斐の旅行へ行けないなどの理由で手術に踏み切る場合もあります。

手術では、足や膀胱直腸に関係する神経の圧迫を取り除きますが、手術の操作で既に傷んでいる神経にダメージを与えることもあり、相当の危険があることを覚悟して行います。

・ 手術を受ける病院・先生選び

いざ手術を受けることにしても、どこの病院でどの先生の手術を受ければよいかに悩むものです。腰部脊柱管狭窄症の手術は、数多く手がけている病院がたくさんあります。また、経験を積んだ先生も大勢います。目安として腰の手術を年間100件以上手掛けているような病院を選んで受診し、担当の先生が丁寧に説明をして下さり、信頼できそうであるかが最大のポイントになります。

腰部脊柱管狭窄症では、手術で症状がよくなることが多いのですが、期待したほどよくならなかった、症状が変わらない、逆に悪化してしまったというトラブルが意外に多いのです。期待通りにいかない場合に後悔しないためにも、担当医が信頼できる先生かどうかが最も大切です。

【関連ページ】

・腰部脊柱管狭窄症とは
・腰部脊柱管狭窄症の症状
・腰部脊柱管狭窄症の分類
・腰部脊柱管狭窄症の治療法

各ページで腰部脊柱管狭窄症の詳細を解説しています。