慢性的な肩こりと頭痛に悩む30代女性

症状:

江東区在住の30代主婦の方が肩こりと頭痛で来院。ここ何年も慢性的な肩こりと頭痛に悩まされていて、最近は家事や育児で忙しく症状が徐々に悪化している。また、睡眠も浅くなっている上、一歳になる子供の夜泣きなどで夜中に目が覚めることが多く、疲れが取れない悪循環に陥っている。育児では育ちざかりの子供をおんぶや抱っこをする時間が多い。

検査:

かなりの猫背で、ストレートネックが疑われた。頚椎を圧迫するスパーリング検査が左側陽性ではあったが、感覚や筋力低下などの所見はなかった。少しでも、首を反らしたりするだけでも頚部の激痛が出現し、患者さん自身もかなりつらい様子であった。

治療:

慢性的なストレスにより首、肩周囲の筋緊張が強くなった状態と考えられた。まず、筋緊張により胸郭の動きの制限があるため下部頚椎や上部胸椎、さらに肋骨の矯正と、筋緊張を正常に戻す治療を行った。また、姿勢指導や日常生活における肩こり解消のためのストレッチもお伝えした。一回目の治療で首、肩周囲の緊張はかなり改善した。胸郭の動きも回復し、背中の筋力も正常に戻った。私生活でもご主人に協力してもらって、休日は家事を手伝ってもらい、ときどき半日は休憩をもらうなど工夫をしていただいた。三回目の治療で肩こりは気にならなくなり、頭痛も消えた。現在は再発防止のために月一回のペースで通っている。

コメント:

首こりや肩こりがひどくなると緊張性の頭痛が出現することがあります。また、家事や育児は上半身への負担がかかりやすい姿勢、動作が多くあります。これらの負担を軽減させるためにも姿勢ケアやストレッチに加え、定期的にメンテナンス治療を受けることをお勧めします。

首の伸展時痛と肩こり 40代女性

症状:

丸の内にある外資系金融機関に勤務の40代女性が首の痛みを訴えて来院。ここ一週間程前から首を反らすと首の付け根にズキっとした激痛が走るとのこと。普段、仕事中は座位姿勢で複数のモニターを見ることが多く、首に対する負担は大きい。さらに、慢性的に肩こりも感じている。肩こりは、10数年前に頚椎椎間板ヘルニアを患い手術を受けて以降続いている。首の症状は不定期に繰り返し出現している。ひどい時は左に痺れの症状もでることもある。鎮痛薬を服用しているがあまり効果がない。

検査:

姿勢をみると極度の猫背、クレーンネックの状態であった。頚椎伸展により首の付け根の激痛が誘発された。頚部、胸部の背骨の可動性低下がみられ、肩周りの筋肉の過緊張状態が起きていた。上肢の感覚異常、筋力低下はみられなかった。

治療:

この方の場合、慢性的なデスクワークによる下部頚椎への負担と過去の頚椎椎間板ヘルニアによる手術の影響が大きいと考えられます。治療として下部頚椎から起きている伸展時痛を解消するために、椎間関節を広げる方向へモビリゼーションを行いました。斜角筋や上部僧帽筋などの猫背や肩こりの原因となっている筋肉を調整し、下部頚椎に対する負担を軽減するために胸椎の矯正も合わせて行いました。また、セルフケアとして自分でできる頚椎症のエクササイズと正しい座位姿勢を指導しました。1~2回目では症状が若干軽減し、3回目から大きく改善しました。4回目でほぼ症状は消失。現在は、2週に一回のメンテナンスに移行しています。

コメント:

首の痛みなどの症状は、デスクワークをされる方に多い症状です。デスクワークでは画面に集中するあまり、顔が前にいきやすいのが特徴です。顔が前にいくことで首の付け根の関節は強く圧迫されやすくなります。首や肩まわりの症状は、肩こりから始まり、首の痛みへ進んでいくことがあります。首の痛みは頚椎症という病名がつけられることがあります。慢性的な肩こりがある方は、頚椎症の初期症状のサインかもしれません。是非カイロプラクティックで治療を受けてみませんか。