頚椎椎間板ヘルニア

頚椎椎間板ヘルニアとは

頚椎は7個の椎骨からできていて、椎骨の間にある軟骨を椎間板といいます。椎間板が様々な原因で膨らんだり、飛び出したりした状態が頚椎椎間板ヘルニアです。ヘルニア(hernia)とは、臓器があるべき部位から出た状態を意味します。

頚椎椎間板ヘルニアの原因

頚椎椎間板ヘルニアは、若年者には少なく、30~50歳代に多いことから椎間板の加齢現象が主な原因と考えられています。そのほかの原因は、椎間板が生まれつき弱い(もろい)ことです。さらに最も重要な原因と考えられるのが不良姿勢(悪い姿勢)です。誰しも加齢は避けられませんし、生まれながらに椎間板が弱かったら、それを変えることはできません。しかし、不良姿勢は自分のせいでもあり、変えることもできるので、最も重要な原因といえるでしょう。

頚椎の椎間板は4~5キロもある頭の重さを支えています。姿勢が悪いと、頭が前に突き出ます。すると、頚椎や椎間板にかかる負荷が急増し、椎間板が傷みます。椎間板には血管がほとんど無いので一度傷んでしまうと元に戻りません。

不良姿勢で椎間板にかかる負荷が増えることを例で説明しましょう。重たいカバンを肩に掛けたり、手に提げたりすれば、相応の重さとして感じますが、腕を前に突き出して手に重たいカバンを持ったらどうでしょう?重くてすぐに耐えられなくなります。

このように、姿勢が悪くなると、頭の重さが椎間板に強い負荷を与え、加齢や生まれつきの椎間板の脆弱性と相まって、頚椎椎間板ヘルニアを引き起こします。

頚椎椎間板ヘルニアの症状

頚椎椎間板ヘルニアの症状は、出っ張った椎間板(ヘルニア)が神経を圧迫したことで生じます。神経の圧迫には2つのパターンがあり、脳から続く太い神経である脊髄をヘルニアが圧迫する場合と、脊髄から枝分かれした神経根の部分で圧迫する場合に分けられます。神経根がヘルニアで圧迫されると、首、肩、背中、腕、手に痛みやしびれなどの症状が出ます。多くの場合、神経根が押されるのは左右どちらかで、症状は片側だけに現れます。脊髄が圧迫されると、医学的には脊髄症と呼ばれ、腕の痛み、手のしびれに加え、重症化すると、足に力が入りにくくなる、歩くと足がつっぱる、排尿障害、便秘などの膀胱直腸にも症状が現れます。脊髄の圧迫による症状は、たいてい左右両方にあらわれます。また、脊髄症の特徴は、腕や指先の「しびれ」で、「痛み」はそれほどではありません。もうひとつの脊髄症の特徴は、お箸を持つ、字を書く、ボタンを留めるなど、手の細かい作業が不自由になる巧緻障害という症状が出ることです。さらに、神経根が圧迫されても、脊髄が圧迫されても、その神経が関係する皮膚の感覚が鈍くなったり、筋肉の力が衰えたりします。

頚椎椎間板ヘルニアの症状を下記にまとめます。

    [軽症~中等症]
  • 首、肩、背中の痛み、重苦感、こり
  • 腕の痛み、しびれ、手や指先のしびれ、腕や手の筋力低下、皮膚の感覚鈍麻
  • [重症]
  • 手の不自由さ(巧緻障害)、すなわちお箸を持つ、字を書く、ボタンを留めるなどが困難
  • 足のしびれ、つっぱり、足の脱力感、残尿感、尿漏れ、便秘

頚椎椎間板ヘルニアの検査、診断

頚椎椎間板ヘルニアの検査は、問診、診察、画像検査の順に行われ、診断がつけられます。問診で詳しく上記の症状があるかを尋ねます。診察では、頚椎を前後左右に動かすなどして、症状が出るか、強くなるかを診ます。次に、手足の感覚が鈍くなっているか、手足の筋力が低下していないか、さらに神経の反射テストに異常がないかなどを調べます。

その後レントゲンやMRIなどの画像検査を行います(注)。レントゲンには椎間板が映らないためヘルニアがあるかどうかはレントゲンでは分かりません。椎間板のある部分が狭く薄くなっていると、ヘルニアがあるかもしれないと推測できるだけです。頚椎椎間板ヘルニアでは、頚椎の正常な弯曲が無くなったストレートネックを伴う場合が多くあります。一方、MRIは椎間板を映し出すので、ヘルニアを診断できます。

ヘルニアの最終的な診断は、問診、診察、画像検査を総合的に判断して下します。
(注)当院には画像設備はないため、提携している画像専門施設で必要に応じて撮影します。

頚椎椎間板ヘルニアの治療

当院では頚椎椎間板ヘルニアに対し、カイロプラクティックの考えを応用したオリジナルの治療を行って著しい効果を上げています。院長が考案した運動療法の一種である頚椎屈曲牽引法は、無理なく神経の通り道を広げ、神経の圧迫を緩和します。ストレッチのような優しい動作のリハビリです。また、頚椎椎間板ヘルニアでは、頚部の筋肉がこり固まって頚椎の動きを悪くし、神経を強く圧迫する原因となっているため、固まった筋肉を手技でゆるめる治療も併行して行います。頚椎椎間板ヘルニアの患者さんは、不良姿勢が原因で猫背になってヘルニアを悪化させていることが多いので、首への直接的な治療に加え、猫背を改善する治療も行います。猫背を改善しないと、首にかかる負担が減らないため、一度症状が軽減しても再発してしまいます。ヘルニアでは頚椎を土台から治す必要があります。

頚椎椎間板ヘルニアの病院での保存的治療は、消炎鎮痛薬、リハビリや物理療法、ブロック注射(専門施設のみ)などです。いずれの治療も、神経の圧迫を解除する治療ではなく、症状の緩和を目指した対症療法です。そのため、どうしても治療期間が長くなり、根本的な治療でもないため一旦よくなってもしばしば再発してしまいます。

手術は神経の圧迫を取り除き、完治を目指す治療ですが、神経の圧迫を取り除く際に神経を損傷する危険性があります。脊髄症の重症なケース以外では、手術を安易に行うものではありません。いわゆる名医とよばれている病院の有名医師は、手術が上手い名医であり、手術以外の治療法はよく知らないことがあります。安易に有名だからといって名医と呼ばれている医師に頼るべきではありません。

頚椎椎間板ヘルニアと枕

頚椎椎間板ヘルニアを枕で治せるかというと、それは無理です。前述しましたように、頚椎椎間板ヘルニアの患者様にはたいてい不良姿勢がベースにあります。寝ている間に枕を使って首を改善しようとしても、起きている間の不良姿勢まで変えることはできません。また、固まった首の筋肉を枕でゆるめることもできません。ですから枕で「治す」ことはできません。

ただ、頚椎椎間板ヘルニアによる神経の圧迫は、首を曲げることで多少緩和するので、高い枕を使うと寝ているときの腕の痛みやしびれが楽になります。低い枕や、首の部分が隆起して、後頭部は低くなっている枕では、頚椎が反り返るので、神経の圧迫が強くなって症状が悪化してしまいます。そのような枕は使わないようにしましょう。

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